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リストマーク 2004オフィシャルレポート vol.2 

2004年07月11日 ()
2004.7.10(Sat)、11(Sun)
もてぎロードレース



この週末のもてぎは暑さと時折の雷雨で大変だった。今回は2輪のレースでもてぎロードレース選手権と東日本チャレンジカップ選手権の併催。俺にとって2輪のレースはむかーし富士スピードウェイで少し観たことがあるが、あとはテレビでWGP(今のモトGP)を観るくらいで殆ど知識は無い。 とは言っても4輪のレースと道具が違うくらいで余り差異は無いから大体観ていて分かる。
マーシャルにとってみると、4輪よりもむしろこの2輪の方が大変と言うのを聞いた。 殊に俺の所属しているレスキュー班にとってはそう。 4輪に比べ不安定な2輪はちょっとした路面状況の変化でバランスを崩しやすく、横転する。ましてやライダーにとってみれば4輪みたいに何も囲まれていないので身体にダイレクトに来る為、怪我を負いやすい。 この週末はそれをもろに実感した。 平穏無事に済んだ1日目は競技が終わった後に常宿に戻り、マーシャル仲間で温泉に行った。 俺も2回目とは言え、すっかり溶け込みその夜は疲れているにも拘らずとても楽しかった。

そして2日目。 午前中に行われた予選も何とか無事終了。 30分程のインターバルがあったので、急いで配られてくる昼飯をたいらげ午後の6競技の決勝レースに備えた。 午後一に始まったST250Tと言うクラスのレースが始まるや否や空は予報通りに黒い不気味な雲が立ち込めてきた。 ミルミル黒い雲は空を埋め尽くし、遠くの方ではカミナリが落ちるのが確認された。 そして各セクションから無線で報告される降り出した雨は徐々に足を早めてきた。 管制から赤旗中断のコール。これがまた絶妙なタイミングで、コ-ルと同時に待っていたかのように滝のように降り出した。 集中豪雨になりコースには川が出来始め、各セクションの状況を無線で聞き、把握する。 すると俺らが居たセクションの裏側では水が勢いよく溜まり始め、そこにいたフラッグ係が取り残されると言う状況になった。 普通のクルマではもう入る事が出来ず、クローラーと言うキャタピラを着けた四駆で何とか救出された。

第3パドックと言う所では駐車してあったクルマ数台が水没と言う無線での報告。もうもはや災害状態。しかし、コース上がこうだと再開も危ぶまれる。 少しすると雨も小止みになり、そして止んだ。 しかしながらコースの至る所ではコースサイドの砂利や土が流れ込み、池の様な水溜りも出来ている。 少し経つと水も引き始め、コース上の土砂の除去作業に取り掛かった。兎に角ここを通るライダー達が無事である様に 路面をきれいにしなくてはいけない。少しでも土砂が残っていると、スピンの原因になり危険だからだ。 コース上の作業の一つ一つがここを通る者の命に関わると言っても過言でないのだ。
綿密に作業を終えて、再開するかどうかの大会委員の審議を待った。 陽も差し込んで、急速に路面も乾き始め、この後の競技は短縮され行われる事になったのだが、こちらとしては この後のレースはハラハラドキドキもの。乾き始めたとは言っても路面状況はあまり良くない。 コースアウトは充分に考えられたからだ。
しかし残っていた4レースの内3レースは何とか無事に終わったのだが 俺にとって初めての体験となる生身の人間の救助は最後のレースに起こった。

今思えば記憶は定かではないが、中段の混沌とした集団で俺の目の前で2台接触、コースアウトし、それぞれが横転。 一人のライダーは倒れこみ、起き上がれない状況。 俺らは管制に無線ですぐさま報告し、コースにまだ何台ものバイクが通り過ぎる中、コースサイドに飛び込んだ。 兎に角必死。今行われているレースに支障が無い様にマシンを撤去するのもそうだが、何せ怪我人が出ている。 兎に角助けなきゃと言う想いで一杯だったが、慣れない俺は戸惑い気味。
「何処が痛い?」「しっかりしろ!」「すぐ連れてくからがんばれ!」と怒鳴るように怪我を負ったライダーに声を掛けながら、救急車に搬送した。 サーキットにはこう言う事態に備えドクターやナースが居るメディカルセンターが備えられている。 そこまで、痛みを訴えているライダーに付き添い、救急車で搬送。 車内でこのライダーに問いかけて聞いた症状をメディカルセンターのスタッフに報告し、後にした。
持ち場に戻ると、レースはファイナルラップに入っていた。 手間取ってしまった手際の悪さに後ろめたさを感じていたのだが、戻ると持ち場に居るみんなが 「お疲れ!」と笑顔で言ってくれたのが少し救いだったし、ホッとした。
4輪、2輪問わずレースが終わり、ウィニングラップをして、目の前を通り過ぎる選手達に俺らは両手を大きく振り、勝利と完走したことを讃える。 ドライバーやライダーの中には恥ずかしそうに少し会釈をしてくれたり、手を上げてくれたり、中には足を上げて挨拶を返してくれる。 前回もこの時は嬉しかったし、感動したが、今回は目の前でコースアウトして怪我を負い、リタイアしていまった選手とメディカルセンターに隣接する車検場から、傷を負ったマシンを手で押して自分たちのピットへ戻る、この選手とマシンのチームクルーの後姿を目にしているだけに、勝利よりもまず完走した彼らの元気な返事がより一層嬉しかった。

そしてまたモータースポーツを愛せる様になったかもしれない。

尚、救助したライダーは打撲で済んだとの事。ホッとしたぁ。
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[2004.07.11(Sun) 07:48] 未分類Trackback(0) | Comments(0)
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