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リストマーク 158周目で見たもの 

2005年03月07日 ()
温暖なイメージのフロリダ州は、この時期には多くのメジャーリーグのチームがキャンプを張っている事でも知られている。またリゾートのイメージも強いが、この州内でアメリカ1,2を争う程のリゾート地がホームステッド。
ここにある1周1.5マイル(2.414km)、傾斜角3度~6度のバンクを持ったホームステッド・マイアミ・スピードウェイで、F1に続くようにIRL、インディレーシングリーグの2005年シーズンが開幕した。

予選ではポールポジションを獲ったのは何と、トヨタやホンダと比べ非力とされていたシボレーエンジンユーザー、トーマス・シェクター(パンサーレーシング・ダラーラ・シボレー)だった。
チームメイトのトーマス・エンゲも3位に入り、今年のシボレーの速さの復活をアピールした。
ホンダ勢は2位のヴィトル・メイラ(レイホールレターマンレーシング・パノス・ホンダ)を筆頭にトップ10中に6台入れることに成功。
中でもルーキーにして史上2人目の女性インディドライバーとなった、メイラのチームメイト、ダニカ・パトリックは予選9位に食い込む健闘。1年ぶりのフル参戦復帰となったロジャー安川も10位に入り、上々のスタートとなった。

一方の日本人ドライバー、松浦孝亮(スーパーアグリフェルナンデスレーシング・パノス・ホンダ)は予選15位に甘んじた格好となった。

200周に及ぶ決勝は予選11位からのスタートとなったダン・ウェルドン(アンドレッティグリーンレーシング・ダラーラ・ホンダ)が2位に3秒6936と言う大差を着け、圧勝。
また2位から5位までが0秒1572差と言う大接戦。2位サム・ホーニッシュJr(ペンスキー・ダラーラ・トヨタ)と昨年覇者トニー・カナーン(アンドレッティグリーンレーシング・ダラーラ・ホンダ)との差は0秒0097差、最後の最後でトップ集団に追いつき、2人抜きを演じ4位入ったメイラとカナーンとの差は0秒0214秒と言う、インディの醍醐味を思う存分味あわせてくれた結末になったのだが、完走は22台中、半分以下の10台だった。

200周のレース中、アクシデントなどで出されたイエローフラッグは7回と言う、荒れたサバイバルバトルとなった開幕戦で一気に7台が消えると言う多重クラッシュが158周目に起こったのだった。

1ターン入り口で、ペースが伸び悩む5位トーマス・シェクターに好調だった6位松浦考亮がアウトからパスしようとしたその時、松浦のマシンは大きくインに切り込む様な格好で態勢を崩し、スピン!

これを避けようとし、シェクターはアウトに出るもコンクリートウォールにクラッシュ。松浦はチームメイトのスコット・シャープのマシンの横腹に突っ込む形で、2台はインフィールドに止まった。
ベテランシャープはマシンから降りると、このアクシデントの原因を作ってしまった2年目の若き日本人ドライバーを労わる様に肩に手を軽く宛がった。

その後続では、この煽りを受け、ブライアン・ハータ(アンドレッティグリーンレーシング・ダラーラ・ホンダ)がウォールにクラッシュ。それを避けようとスコット・ディクソン(ターゲットチップガナッシ・パノス・トヨタ)が少しインにマシンを入れたところに、後ろから来たダニカ・パトリックと時速300kmオーバーでのクラッシュ。
ダニカのマシンはタイヤやカウルが吹き飛び、エンジンから炎上するも、彼女はしばらくマシンから出れず。漸く救出された彼女は力なく歩き出し、マーシャルアンビュランスに乗り込んだ。あまりにデカいオーバルの洗礼を受けてしまったようだった。

また一時6位を走る好走を魅せたロジャー安川もこの煽りを受けリタイアとなった、非常に惜しいスタートとなってしまった。

その直後、レース中に入ったインタビューは松浦ものだった。
彼はこのデカいアクシデントを作り出してしまったと言う想いからか、ショックで意気消沈していたようだった。
その後で日本のTVからのインタビューにも答えていたが、身震いしているようにも思えるいつもの元気な松浦とは思えぬ様相が伺えた。

が、この結果的にはこうなってしまったものの、松浦のチャレンジングなパッシングは、Good Job!いやGreat!
であり、Good Challengeだと思うのだ。

怯まない彼の精神は、2年目にしてトップ集団に食い込むまでに彼を成長させている事に注目したいし、ファンとしても暖かく見守ってやりたいと思うのだ。

これもまたレース。そしてこう言った中、突っ込まれた側にせよ松浦を労わるスコットシャープという人間像、デビュー戦で大きなアクシデントに巻き込まれ、ガッカリした様子だったダニカ。そしてそれを心配するダニカの母。
インタビューの最後に「巻き込んだみんなに申し訳ない」と言葉を残した松浦の人間性。

こう言った人間と言うものを魅せてくれるのもまたレース。

7回のイエローコーションで見せてくれたピット合戦や3台が横並ぶスリーワイド、そして大接近戦の末のゴール。
インディの醍醐味が満載だった今回のレースは、残りまだ16戦を残すIRL2005シーズンをまた楽しめそうな予感さえするレースだった。
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[2005.03.07(Mon) 17:54] 未分類Trackback(0) | Comments(0)
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